合唱団の沿革
大阪ゲヴァントハウス合唱団は1982年に指揮者故林達次を音楽監督として創設されました。一足早く1977年に発足した京都ゲヴァントハウス合唱団と合同で「林達次オラトリオシリーズ」演奏会や海外遠征を続ける一方、単独の定期演奏会を開催してきました。ゲヴァントハウスとはドイツ語で衣服の家を意味し、京都の合唱団の後援母体が京都西陣織会館であったことに由来しています。
2003年12月に創設者の林達次が他界した後は、2005年に波多野均を常任指揮者に迎え、以来第Ⅱ期として、国内外でより多彩な演奏活動を展開しました。特に、ドイツのカメラー・ヴォカーレ・ベルリン(Camerata vocale Berlin)とは2002年から2015年まで計9回の合同演奏会を関西とベルリンで開催しました。最近では、2012年10月に当団の創立30周年記念演奏会として兵庫県立芸術文化センター大ホールで、2013年3月にベルリンのコンツェルトハウス大ホールにおいて、モーツァルト「レクイエム」ほかの曲を、また、2015年10月にはカメラータの創立30周年記念演奏会に招かれ、ベルリン・フィルハーモニー大ホールにてメンデルスゾーンのオラトリオ「パウロ」を、いずれもカメラータの創設者であるエッタ・ヒルスベルクの指揮で合同演奏しました。
そして、2017年10月より萩原寛明を常任指揮者に招き、第Ⅲ期の大阪ゲヴァントハウス合唱団として新たな活動を始めています。萩原寛明指揮のもとで開催した第25回~第29回の定期演奏会の概要は「過去の演奏会」ページをご参照ください。
大阪ゲヴァントハウス合唱団では今後とも、宗教音楽を中心とする国内外の優れた合唱音楽を音楽ファンの皆さまにお届けするよう、日夜精進を重ねる所存でございます。同時にこの活動を共に推進していただける仲間の皆さまの入団を歓迎しております。どうぞよろしくお願いします。 団員募集ページへ
常任指揮者
萩原寛明 Hagiwara Hiroaki
京都市立芸術大学音楽学部声楽科卒業、同大学院修了、ウィーン国立音楽大学卒業。声楽をヴァルター・ベリー、ヒルデ・ツァデクの各氏に師事。またウィーンでは、アーノルト・シェーンベルク合唱団に所属し、ヨーロッパ各地での演奏会や録音等に参加し合唱への造詣を深めた。帰国後は関西二期会に所属し、オペラの主要キャストや宗教曲、第九等のソリストとして多数出演するとともに、合唱の分野でも精力的に活動している。
現在、関西二期会、日本シューベルト協会、西宮音楽協会各会員。神戸女学院大学、京都教育大学各講師。混声合唱団Xsing、大阪男声合唱団、混声合唱団エヴァグリーン各指揮者。河内長野ラブリーホール合唱団指導者。大阪大学男声合唱団ボイストレーナー。2017年10月より大阪ゲヴァントハウス合唱団常任指揮者。
歴代常任指揮者
林 達次 1982年~2003年12月
波多野 均 2005年1月~2017年7月
伴奏者
垣内みどり Kakiuchi Midori ピアノ
京都市立堀川高等学校音楽科を経て愛知県立芸術大学音楽学部ピアノ科卒業。同大学院修了。故竹内美知子、山崎孝、小島準子、故小津恒子、故谷康子、志村安英の各氏に師事。オーストリアにてJ.デムスに師事。京都・大阪でリサイタルを開催。関西フィルハーモニー管弦楽団等とピアノ協奏曲を協演。アウアー弦楽四重奏団と室内楽の競演の他、声楽・合唱の伴奏を務める。万里の長城杯コンクールにて優秀伴奏者賞受賞。
現在、宝塚音楽学校講師。
仙波治代 Semba Haruyo ピアノ
大阪芸術大学演奏学科卒業。1997年渡仏。パリ・エコールノルマルの師範資格取得。現在は音楽教室講師、伴奏者、ソリストとして後進の指導と演奏活動を行う。
京都フランス歌曲研究会会員。
冨田 一樹 Tomita Kazuki パイプオルガン (客員)
ドイツ-
NHK・FMラジオ「リサイタル・ノヴァ」(2016年11月)
バロック音楽を得意とし、国内外で数多くの演奏会に出演。
団の概要
団員数
2023年5月現在
ソプラノ | アルト | テナー | バス | 計 |
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14(1) | 9(1) | 5(0) | 9(0) | 37(2) |
( )内は休団中団員の内数 |
役員
2021年7月29日改選
団長 | 村上孝三 |
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副団長 | 前川洽治 |
幹事長 | 栗山和郎 |
幹事 | 岡村郁子、鋤納美佐子、中村まち子、百々 隆 |
会計監査 | 安橋佳子、辻 光宏 |